ちょい悪じじぃ のススメ

私の父の話

定年後は絶対仕事しない!年金暮らしで悠々自適じゃい

と、豪語していた父。先日の誕生日で80歳になりました。

足腰もまだしっかりしており、余計な介護をしなくていい分、
周りにいる人間としては助かることこの上ないのですが、そんな父の最近の口癖が

「ヒマでヒマでしょうがない」

でして、こりゃまたどうしたもんじゃろかい?と思いあぐっております。

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私の師匠の話

私の師匠の井上博道は生涯現役で、撮影現場に倒れているのを発見されたそうですが、

その手にはしっかりと三脚が握られていた。と聞きました。享年81歳でした。

とても素晴らしい先生で私に写真の真髄を教えてくださいました。

私はこの師匠の生き様に惚れ、将来私もこうありたいと、とても強い憧れを抱いています。
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で、

師匠が偉くて、私の父が劣っている。と言いたいのではありません。

私の父も町役場の職員として屋久島に生涯を捧げた立派な父です。

しかし、その父が「やることがなくて暇だ」と嘆いています。

(これ、ウチだけの問題なんですかね? それだったら別にこうして書くまでもないんですけど)

これまで一生懸命働いて、趣味の時間も取れないくらい働いて、お役御免になった途端

実は仕事以外にすることがなかった・・・・なんて、ちょっと悲しすぎる気がきます。

高度経済成長を支えた我々の親世代が受けてきた教育。

列島改造、所得倍増、産めよ増やせよ、三種の神器、贅沢は素敵だ、隣の芝生は青く見える、右向け右!

情報はTVや新聞、ラジオからの垂れ流し、政財界からの消費一辺倒のプロパガンダ

そんな世代の人たちが迎えた老後・・・・

たまに会うと、それはそれはよく喋ります。

誰と誰が不倫しただの、この人は下積が長くて苦労しただの。まあ、ワイドショーも真っ青になるくらいの情報通!世の中のことをよくご存知のご様子。

先日、介護職に就いている知り合いに聞きましたが、介護の現場でも似たような状況だそうです。

誰かが私を楽しませてくれるのをずっと待ってるんだそうです。そう、まるでTVから無尽蔵に流れてくる番組をぽかんと口をあけて食べさせてもらってる時と同じように、誰かから楽しい時間を与えてもらうのを待っているんだそうです。

死ぬまで写真を撮り続ける。死ぬまで陶芸に耽る。死ぬまで何かに没頭し一心不乱にまい進している人はきっと、ヒマでヒマでしょうがない!なんて言わないんだろうなぁ・・・と。

さて、暗い話ばかりしててもしょうがないので、これからのことを考えてみたいのですが

私は今50歳です。あと15年で老人になってしまうんですよね

その時、私はどちら側の老人になっているでしょうかね? 待ってる側か、取りにいく側か

私は私の師匠がそうしてきたように、生涯カメラを握っていたい。死ぬ間際まで三脚を握っていたい。と強く念じています。でも、それはただ待っているだけでは実現しないような気がします。

今から15年をかけてじっくり準備します。今日できることを精一杯やって爺ぃになっても元気に世界を飛び回るカメラマンでいたいと思います。

これを読んでくださっている30代~40代の方、「ちょい悪じじい」を一緒に目指しませんか?

一生バイクに乗ってみたり、一生サーフィンしてみたり、一生何かに没頭する悪い爺ぃ。

そうしたらきっと、若者がもう少し楽に暮らせる世の中を提供できるかもしれません。

レッツ、一緒に、目指しましょう!ちょい悪じじい!!


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