「所属をなくす」ということ

所属を無くすということ
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私は一度県内の工業高校を自主退学しています。15才の夏でした。

入学した学校の寮生活が合わなかったのです。

退学して初めて思ったことがありまして、今日はその話をしたいと思います。

退学して分かったこと。
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それは、「所属が無くなった」ということでした。
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私たちは生まれて物心ついた時にはすでに所属がありますね。
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「〇〇小学校の〇〇くん」
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「××中学校の××くん」
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「△△高校の△△くん」
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「◻︎◻︎大学の◻︎◻︎くん」
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「◇◇商事の◇◇さん」
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と、こんな感じです。
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で、ご注目いただきたいのですが、「小学校〜中学校〜高校」のように、所属が変わるタイミングがありますけど
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この「〜」のところに一切『隙間』 がないんですね。
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つまり、3月には小学校を卒業するけど、4月に行く中学校は決まっている。
というように、学校を卒業する前にはすでに、次に行くところは決まっています。
「おいおい、乱暴なこというんじゃないよ、俺は大学一浪したからそこには当てはまらないぜ」
とおっしゃる方も、高校を卒業するより前に予備校が決まっていたのではないでしょうか?
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このように、私たちは物心ついてからずーっと何かに「所属」しています。
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高校を自主退学した私は所属を無くしたことに気がつきましたけれども
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物心ついてからずっと、何かに所属していた。
つまり、裏を返せば「所属をしていないことが、どういう事なのか?」ということが理解できませんでした
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今までの世界、今までの常識が一変しました。 まだ15歳の青年にはこれからのことが不安で不安で仕方ありませんでした。
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毎日行くあてもなく街を彷徨い歩きました。映画館に何日も何日も通いました。(当時の映画館は一回の入場料で、同じ映画なら一日何回でも見ることができたのです)その間中、所属が無くなったことについて考えました。
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自分の立っている位置を必死に探しました。そうして出した答えが夢の実現のため、「もう一度、普通高校に入り直す」でした。
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所属を無くすことは、とても勇気がいることです。しかし、自分が今いる環境から一度離れてみて、自分の立ち位置を外から見つめ直すことはとっても重要な作業なんじゃないか?と思うのです。
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そのためには、海外に留学する。という手もあるでしょう。フリーのアルバイトをしながらいろんな職種を経験し見つめ直す。という手もあるでしょう。
「登校拒否」してる人なんて、ずいぶん勇気のいる選択してるよなぁ。と尊敬しちゃいます
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なにしろ、一度、「所属」という自分を囲む「鳥かご」から出てみて、自分の鳥かごがどんなものなのか、確認する作業があってもいいような気がします。
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あなたの住んでいる「鳥かご」はもしかしたら、とっても狭くて窮屈な小さな鳥かごかもしれませんし、逆にとっても居心地の良い快適な鳥かごかもしれません。
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この鳥かごが自分には合ってるんだ、と自信をもって言えるために、一度「所属」を無くすこと。これが大事よね。そう思えてなりません。
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今まで受験に失敗したり、留年したり、就職浪人したり
そんな経験ない人が、自分の職場に疑問を持ちながら頑張ってる・・・なんて聞くと
いつも思い出してしまう甘酸っぱい想い出
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所属をなくし、一度立ち止まって深呼吸。
そんな時期、人生の中に一回くらいあってもいいよね
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今日も居酒屋オヤジのグダグダ日記にお付き合いありがとうございました
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春爛漫、桜の花は散ってしまったけど、その枝には若い葉っぱが勢いよく芽吹いてるんだぜ
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