アルル国際フォトフェスティバル(その2)

南フランス・ARLES(アルル)
アルル国際フォトフェスティバル会場

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ポートフォーリオレビュー初日
人生初の国際的な舞台です
通訳さんとの綿密な打ち合わせをして
意気揚々と臨みます

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この作品に込めた想いや、伝えたいメッセージなど
熱く語ります
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ここまで約半年
一生懸命準備しました。
作品の作り方を学ぶため、神戸や東京のワークショップにも通いました
写真祭のなんたるかを学ぶため、京都国際写真祭にも行きました

作品作りは今までのスタジオワークとは全く異なるアプローチが必要で
それは、私の30年のプロカメラマンとしての認識を捨て去る覚悟を求められました

仕事との両立、連日夜中まで続く作業、暗中模索、五里霧中
ほんとうに身を切る思いで絞り出した作品たちです
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絶対に成功しようと、必死に猛アピールを繰り返します
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しかし、なかなか思ったような結果が出ません
出口が見えないまま2日も過ぎてしまいました
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このまま成すすべなく帰るのか?

それを見かねた千々岩先生が檄を飛ばしに来てくれました

まずは、自分の作品を信じ切る心を指摘されました。
私は初めての国際舞台で自信がなかった。
それだけに自分の作品を信じきれず、ついついレビュアーに「熱く」語ってしまったのでした。
言い換えれば「言い訳」を一生懸命していた。
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そして、これまでの経験を元に編集の大幅な変更を敢行
なんと!メインの作品を全て2軍に降格させ、スタジオワークの作品のみで勝負することに!

わざわざ日本から持って来た作品の大多数をお蔵入りにしたのです

そして、千々岩先生自らが通訳して作品を説明します

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すると、どうでしょう
「この作品は面白いから、自分の主催するフォトフェスティバルの審査に応募してくれ」
と、応募用紙を手渡されました

これまでにない前進です

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最終日
泣いても笑ってもこれで最後です
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これまでの少ない経験と、自分たちの作品を信じ切る心で臨んだ最後のレビューで奇跡が起こります

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なんと!
「この作品はすばらしいから是非パリのギャラリーに紹介したい。来年パリに来られるかい?」
と、言っていただけたのです!!

もちろん、パリに行ったからといって必ず契約してもらえるとはかぎりません。
しかし、自分たちの紡ぎ出した作品が伝わった! 認めてもらえた!ということは何にも代え難い感動であり、感謝であります。

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(Photo Sizuka Sato)

これまで千々岩先生をはじめ、たくさんの方々に助けてもらいました。
その人たちの想いも含めて評価していただけたことは、ほんとうにありがたいことです。

そして、この記事を読んでくれているみなさん
みなさんの「いいね!」や励ましのコメントは、奮闘している我々には本当に心強かったです
この場をお借りして御礼申し上げます

作品作りはこれからも続きます
たくさんの方々に幸福とはなにか?を考えてもらえるような作品になればいいなと思います。

私たちアーティストの仕事は、もしかしたら世の中には必要ないかもしれません
災害が起きても、苦しんでいる人を直接たすけることはできないかもしれません
それでも私はこの仕事を通して、生きることに苦しくなった人たちに希望の火を灯してもらえるような、そんな作品を目指したいと思います

これからも、どうぞよろしくお願いします

2018,07,20  スタジオぽっぽ 田中光夫/記


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